Sustainable development goals

ニュース・コラム

新事業には個人の思いも重要

廣瀨芽生 Megumi Hirose
株式会社ダスキン
訪販グループ 戦略本部 事業開発部 パーソナルユース開発室

企業におけるSDGs実践のための研究・評価・教育を行う研究機関「SDGs総研」では、1年間でSDGsに資する新事業を開発する研究会を立ち上げている。研究員として、SDGs達成に貢献する新事業の開発に取り組む、株式会社ダスキンの廣瀨芽生氏に話を聞いた。

洗濯代行を コミュニティ創出の場に

清掃・衛生用品のレンタルと販売、清掃や家事代行などのサービス、またミスタードーナツを中心とするフード事業を展開する株式会社ダスキン。1963年の創業以来、経済成長と社会課題の解決を目指す「道と経済の合一」が説かれ、「喜びのタネをまこう」をコーポレートスローガンに掲げている。

冷たい水拭き掃除から日本の主婦を解放したいと考え、創業の翌年に水を使わずにホコリを取る「ホームダスキン」を開発。その後も、家事の負担を軽減するサービスの開発を進め、女性の社会進出を後押しするとともに、自社においても女性の雇用を生み出してきた。

「『道と経済の合一』を目指すダスキンの事業は、SDGs文脈に当てはまる」と話すのは、新事業の開発を目的に研究会に参加している廣瀨氏。10月1日よりスタートした、洗濯代行サービス「ダスキンウォッシュ」では、働き方やライフスタイルの変化とともに、企業の役割も変化させる必要性があるなか、自社にしかできないことを考え尽くした結果、「コミュニティの創出」にたどり着いた。「ダスキンウォッシュ」を単に洗濯物の受け渡しの場で終わらせず、人と人とがつながっていく、街になくてはならない存在にしていけるよう、ワークショップなどの企画も始めた。

店内ではワークショップを開設し参加者の交流も図っている

 

推進には個人の思いも重要

ビジネスパーソンとして、会社に貢献することは当たり前。それに加えて、世の中に提供したい価値を取り入れることで、「お客さまに喜んでもらいたい」という一心で仕事に取り組んできた廣瀨氏。一方で、「仕事は趣味ではない」と指摘を受け、悩むことも少なくなかった。研究会を通じて担当教授から「個人の思いは大切」とアドバイスを受け、背中を押されたという。

「今後は、会社全体のSDGsの取り組みも進めていきたい。やりたいことはたくさんあります」と意気込みを語った。

 

記事の公開期限:2021年08月31日

関連記事