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大和証券、メガソーラー向けファンド設立 新会社設立でSDGsをビジネスに

記事提供:環境ビジネス

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大和証券グループ(東京都千代田区)は、日本国内の大規模太陽光(メガソーラー)発電所の建設事業への投資を行うため、GIキャピタル・マネジメント(同)などと共同で、ダイワGI グリーンファンド(太陽光ファンド)を設立した。ファンド出資約束金額は50億円。

このファンドは、オルタナティブ投資(株式などの伝統的資産以外を対象とした投資手法)に特化した資産運用会社のGIキャピタル・マネジメントと、大和証券グループで不動産運用を手がける子会社の大和リアル・エステート・アセット・マネジメント(東京都中央区)とともに設立した。

建設着工前の大規模太陽光発電プロジェクトに対して、建設資金の一部を提供するとともに、金融機関よりプロジェクトファイナンスを取得。これらの発電所建設資金でメガソーラー発電所を建設・竣工し、安定稼働させることが目的だ。

また同時に、大和証券グループは、再生可能エネルギー事業の強化とインフラストラクチャーへの事業領域の拡大のため、大和エナジー・インフラ株式会社(DEI/東京都千代田区)を新たに設立すると発表した。

大和証券グループは今後、DEIを通して、エネルギー・インフラストラクチャー分野でのプレゼンス(存在感)を高めることで、ハイブリッド型総合証券グループとして「新たな価値」の提供を行うとともに、国連が掲げる「持続可能な開発目標(SDGs)」の推進に貢献していく。

なお、DEIの取り組みは、国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)における「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」、「住み続けられるまちづくりを」、「気候変動に具体的な対策を」、「陸の豊かさも守ろう」に資するものであると説明している。「ダイワGIグリーンファンド」もその取り組みの一環であり、将来的には同社が保有する同太陽光ファンドの出資持分をDEIへ譲渡する予定だ。

新会社設立の意図、インフラ分野への投資拡大

大和証券グループ本社では2018年度からスタートした新中期経営計画(2018年度~2020年度)において、伝統的な証券ビジネスを核としながら、外部ネットワーク、周辺ビジネスの拡大・強化によるハイブリッド型総合証券として「新たな価値」創出を目指している。

大和証券グループでは、大和PIパートナーズ(東京都千代田区)の一部門として、太陽光を中心とした再生可能エネルギー分野へ投資してきたが、グループとしてさらに事業領域を拡大と事業展開を加速するために、DEIを設立することとした。

DEIにおいては、再生可能エネルギー分野における投資領域のさらなる拡大に加えて、空港・航空機・港湾・船舶・道路・鉄道・上下水道などのインフラストラクチャー分野、さらには森林・発電所燃料などの資源分野への進出を企図している。

さらに、これらの領域にかかる資産の開発・運営に加えて、これらの資産を裏付けとする金融商品を今後開発し、販売することにより、投資家に新たな価値の提供を目指していく。

大和エナジー・インフラ(DEI)の資本金は10億円(資本金5億円、資本準備金5億円)。株主構成は大和キャピタル・ホールディングス(子会社の統合・管理事業)が100%。

再エネの主力電源化にビジネスチャンス

日本のエネルギー・インフラストラクチャー関連分野については、政府が公表した「経済財政運営と改革の基本方針2018について」において、再生可能エネルギーの主力電源化、新たなエネルギーシステムの構築、高度成長期に大規模に整備されたインフラ老朽化に対する戦略的な取り組みの推進など様々な施策が掲げられている。

大和証券グループは、これが示すように、抜本的な構造改革の過程にあり、これに伴うビジネスチャンスの拡大が期待されると指摘する。

また、海外においても、急速な経済発展を続ける新興諸国・地域を中心に旺盛なエネルギー・インフラストラクチャー需要が顕在化しており、日本の技術・知見を活かしたインフラ投資の拡大、幅広いインフラ分野への取り組みの推進を見込んでいる。

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