学校で進めるSDGs7 ーアフリカから考えるエネルギー 星槎電力プロジェクトー
再生可能を普及するSDG7に貢献する取組みが、学生の間でも取組まれている。「星槎電力プロジェクト」は、星槎グループ(神奈川県大磯町)に通う学生が進めるプロジェクト。
「エネルギーの自由化」を契機に「持続可能な発展」というテーマについて、全国一斉授業、生徒会研修などの機会を通して学び、国際社会への貢献と還元をしていくことを目的としている。また、環境保全に向けた自主的改善とともに、様々な視点から未来の社会に対して行動のできる能力の育成を目指している。
星槎グループに通う各学校の生徒会を中心に、6グループに分かれ、アフリカと電力・エネルギーをテーマに3ヶ月の調査学習を行い、プレゼンテーション大会を行った。各チームのテーマは下記の通り。
- Aグループ『アジア・アフリカの発電方法の違い』
- Bグループ『効率中毒乙(電力の選択)』
- Cグループ『信頼』
- Dグループ『アフリカの現状を知る』
- Eグループ『エチオピア・ラオスの現状と問題点』
- Fグループ『アフリカでの理想的な街のカタチは?』



この取組みを通して、SDG7(エネルギーをみんなにクリーンに)について、環境視点だけではなく、人文・社会・自然分野など、様々な観点から考察し行動することで、「持続可能な社会づくり」に貢献する。
担当した教諭の井上氏によると「知って・選んで・繋がるを目指して、このプロジェクトをはじめた。まずは、自発的に知るということが今回で出来たのではないかと感じる。次年度以降、この活動をさらに広めていきたい」
本プロジェクトは、新電力事業者であるみんな電力(東京都世田谷区)が協力している。みんな電力は星槎グループと電力事業で提携し、星槎傘下の国内約70カ所の教育施設を対象に、太陽光発電で作る電気を保護者や卒業生に売ったり、環境教育のプログラムを共同で作ったりする。
みんな電力の社長大石英司氏は、「生徒から始まるRE100(再生可能エネルギー100%)を目指し、エネルギー・電気を消費から投資に考えるきっかけにしたい」としている。
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