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ニュース・コラム

世界のSDGs・ニュースヘッドライン[2019年12月]プラスチックの代替品として開発、漁業廃棄物から作られたシート素材 ほか

日本だけでなく、世界各国でもSDGsに関するさまざまな取り組みが進んでいます。「世界のSDGs・ニュースヘッドライン」では、新たな技術・政策・ビジネスモデルなどに関する世界の事例をコンパクトにお届けします。

今回は、欧州よりイギリス、アジア・オセアニアよりインドとオーストラリア、さらにカナダからの話題をご紹介します。

イギリス プラスチックの代替品として開発、漁業廃棄物から作られたシート素材「MarinaTex」

・世界でも主要な漁業国であるイギリスは、年間17万トン排出される漁業廃棄物と、海岸に流れ着くプラスチックごみという2つの環境問題を抱えている

・サセックス大学の学生が、水揚げされた魚を加工する過程で出る廃棄物(主に皮と鱗)と紅藻から採れる寒天を原料に、プラスチックの代替素材「MarinaTex」を開発

・ビニール袋の代用や食品包装などへの利用を想定しており、使用後は家庭用コンポストで分解可能、生分解する際に有害物質を浸出しない点が特徴

・現在はまだ研究開発段階にあるが、2021年を目途に製品化する予定だという

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MARINATEX

カナダ 100%再生可能エネルギーを活用したコミュニティ建設プロジェクト

・カナダ西部の街、エドモントン市内の空港跡地に、カーボンニュートラルなコミュニティを建設中

・太陽熱・地熱・下水熱などの再生可能エネルギーを、建物の冷暖房や給湯に利用する

・建物間でエネルギーを共有することで、周辺全体のエネルギー消費量と温室効果ガスの排出量削減が可能に

・完成後は様々な年齢・所得層を含む3万人の住民を想定しており、中心部にはオフィスや商業施設も建設する予定

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Corporate Knights(著者:JOHN LORINC)

インド 1,000万回ダウンロード、無料AIアプリでスマート農業を支援

・インド南部では、農業に関する技術と情報不足のため、極めて生産効率が低い状況にあった

・ドイツのスタートアップ企業がリリースした無料アプリ「Plantix」は、ユーザーが撮影した病気や生育不良の作物の写真を送信すると、AIがその原因を診断し、問題への対処法を提案

・無駄な肥料や農薬を使う必要性がなくなるため、大幅なコスト削減・効率性向上へとつながった

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SciDev.Net(Asia & Pacific)(著者:Gareth Willmer)

オーストラリア 絶滅の危機からの再生なるか、生きたサンゴ礁の音をスピーカーで流す取り組み

・温暖化の影響により、グレートバリアリーフのサンゴ礁で白化現象が進行中、今後数十年以内に死滅する可能性も

・研究チームによると、魚はサンゴ礁の音に引き付けられる性質があるという

・死にかけたサンゴ礁の近くに海中スピーカーを置き、健康なサンゴ礁の音を流したところ、付近に集まった魚の総数が約2倍に増加

・サンゴ礁の再生を助ける一定の効果が確認されたものの、抜本的な解決方法ではなく、その他の保全対策と一緒に組み合わせる必要がある

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SciDev.Net(Asia & Pacific)(著者:Claudia Caruana)

カナダ マクドナルド、環境に配慮したコンセプトストアをオープン

・カナダのマクドナルドが、地球温暖化への対策として国内2か所に「グリーン・コンセプト・レストラン」を試験的に展開すると発表

・木製カトラリーやマドラーをはじめ、100%再生可能な素材を用いたパッケージングを採用、1,500トン以上の包装材料を削減できるという

・マクドナルドでは2025年までに、世界全店舗において全ての包装材を再生素材・リサイクル素材・FSC認証済み素材に切り替える目標を掲げている

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Corporate Knights(著者:TARA DESCHAMPS)

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