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世界のSDGs・ニュースヘッドライン[2020年3月]ブラジル 2大産業によって進むアマゾン熱帯雨林の消失 ほか

日本だけでなく、世界各国でもSDGsに関するさまざまな取り組みが進んでいます。「世界のSDGs・ニュースヘッドライン」では、新たな技術・政策・ビジネスモデルなどに関する世界の事例をコンパクトにお届けします。

今回はブラジル、オーストラリア、アメリカ、さらにアフリカからの話題をご紹介します。

ブラジル 2大産業によって進むアマゾン熱帯雨林の消失

・世界最大の熱帯雨林であるアマゾンでは、大規模火災や違法な伐採などにより、森林破壊が過去最悪のペースで進行している

・ブラジルの2大産業である牛肉と大豆の生産には、広大な土地が必要であり、農地や放牧地確保のための森林伐採が熱帯雨林消失の要因に

・政府は環境保護局の予算とスタッフを削減するなど、環境政策には消極的

・牛肉および大豆の主要な輸入国であるEUや中国は、その消費を見直し、また行政・生産者・消費者など各ステークホルダーは状況改善に向けた努力をすることが求められる

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Corporate Knights

オーストラリア 不要タイヤを分解蒸留技術でリサイクル

・オーストラリアでは年間2,300万本の使用済みタイヤが処分されており、集積場は山積みに。不法投棄も後を絶たない

・タイヤリサイクル業者のGreen Distillation Technologiesが、分解蒸留技術を用いて廃タイヤをオイル、カーボン、スチールに分解する工場を設立

・最大の特徴は、リサイクルの過程で温室効果ガスを排出しない点。産出したオイルは工場での熱源として再利用される

・今後はアメリカにも工場の建設を予定しており、国内外の投資家からも注目を集めている

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GreenDistillation Technologies

アメリカ 90%リサイクル素材を使った新しい“プチプチ”が登場

・気泡緩衝材「バブルラップ」の開発社であるSealed Air Corporationが、90%以上リサイクル素材を利用した新しい梱包材を開発

・原材料には、通常は埋め立て処理される産業廃棄物を活用。従来の製品に比べ、生産時に排出されるCO2を約30%削減することに成功した

・Sealed Air社は国内18,000カ所以上で使用済み梱包材の回収を進めており、サーキュラー・エコノミーの実現に向けて尽力している

・事業者はアメリカ国内の正規代理店から、消費者はAmazonにて購入が可能

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Environment + Energy Leader

コンゴ 需要急増のリチウムイオン電池、脱炭素化の陰に潜む児童労働

・脱炭素化社会の実現に向け、電気自動車に搭載するリチウム電池、およびその原材料であるレアメタルへの需要が急速に拡大している

・中央アフリカに位置するコンゴでは、レアメタルのひとつであるコバルトの産出量が世界の半分以上を占める

・コバルト鉱山では、幼い子供を含む労働者が落盤や窒息事故が相次ぐ危険な状況下での労働に従事しており、児童労働・人権侵害が問題に

・EUと北米における電気自動車のシェアは、2030年までに30%まで伸びるとみられている。持続可能な開発のためには、労働環境を改善し、児童労働を撤廃しなければならない

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Corporate Knights

サハラ以南のアフリカ 農家の高齢化が深刻に

・サハラ以南のアフリカ諸国では若年層の人口が急増しており、2050年には世界の若者の人口の1/3を占める見込み

・経済発展には安定的な食料供給が不可欠であるが、農業は非効率的で生産性が低いという理由から若い世代に敬遠されている

・後継者不足に加え、農業従事者の平均年齢は約60歳(地域全体の平均は19歳)と、高齢化も進行

・次の世代に農業を担ってもらうには、知識と技術の共有、ITの活用、資金投入など複合的な支援が必要であり、収穫量と品質を向上させることが必要

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SciDev.Net(global)(著者:Sylvia Ng’eno)

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