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世界のSDGs・ニュースヘッドライン[2020年4月]ブラジル 卵の長期保存を可能に 細菌の繁殖を防ぐバイオフィルムを開発 ほか

日本だけでなく、世界各国でもSDGsに関するさまざまな取り組みが進んでいます。「世界のSDGs・ニュースヘッドライン」では、新たな技術・政策・ビジネスモデルなどに関する世界の事例をコンパクトにお届けします。

今回は南米よりブラジル、アジアよりフィリピンとネパール、さらにアメリカ、イギリスからの話題をご紹介します。

ブラジル 卵の長期保存を可能に 細菌の繁殖を防ぐバイオフィルムを開発

・ブラジルのグランデ・ドウラドス国立大学の研究チームが、細菌の繁殖を防ぐバイオフィルムを開発した

・エビやカニなどの甲殻類から抽出した天然ポリマーである「キトサン」と、家庭でも使われる消毒剤「第4級アンモニウム塩」を混合し、液状に加工して作られている

・卵に吹きつけてから乾燥させると、表面にバイオフィルムが成形され、菌類の増殖を抑えることができる。条件によって異なるものの、卵の場合30日から60日程度保存が可能に

・果物や野菜などの食品にも応用が可能であり、途上国における食料問題の解決策としても期待される。1年以内の商用利用を目指している

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SciDev.Net(global)(著者:Rodrigo de Oliveira Andrade)

フィリピン 火山灰をレンガの材料に活用、被災から復興へとつながる取り組み

・フィリピンのタール火山が43年間ぶりに噴火し、マニラ首都圏でも降灰が確認された

・特に降灰量の多かったラグナ州ビニャン市では、降り積もった大量の火山灰を、レンガの材料に活用する取り組みを実施

・火山灰で作られたレンガは安価であり、また現地で通常使われているレンガよりも強度が高い

・市長は住民らに対し、集めた火山灰を市が所有する回収施設へ持ち込むよう要請。レンガの売り上げは、被害を受けた地域の復興支援に充てられるという

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SciDev.Net(Asia & Pacific)(著者:Lotuslei Dimagiba)

ネパール 地球温暖化と気候変動によって高まる感染症のリスク

・2019年、ネパールではデング熱が流行し、患者数が1万人を超えた

・デング熱は、蚊によって媒介されるウイルス性の感染症であるが、温暖化の影響でモンスーン到来の時期が早まったことで蚊が大量発生し、その結果患者数が増加したとみられている

・感染症に関するデータの収集・共有が十分に行われておらず、また資金および医療スタッフの不足、不安定な政治情勢なども感染拡大の要因となっている

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SciDev.Net(Asia & Pacific)(著者:Saleem Shaikh)

アメリカ バージニア州で電力貯蔵プロジェクトを推進中

・米バージニア州の総合エネルギー会社Dominion Energyは、同州最大規模となる電力貯蔵プロジェクトをスタートした

・電気自動車などに使われるリチウムイオン電池を、さらに多くの製品に利用し、人々の生活をより便利で豊かにすることを目的としている

・太陽光発電や風力発電といった、自然状況に左右されるエネルギーシステムを補い、安定した電力供給を維持する方法として期待される

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Environment + Energy Leader

アメリカ ニューヨーク市運輸局、CO2削減を目指してカーゴバイクを試験導入

・ニューヨーク市では、1日に約100万個の荷物が配送されており、環境に与える負荷が懸念されている

・市の運輸局は、UPS・DHL・Amazonの協力のもと、約100台のカーゴバイク(運搬用自転車)を試験的に導入するプロジェクトの実施を発表

・カーゴバイクの使用により効率的な配送が可能になるうえ、道路混雑の緩和とCO2排出量の削減にもつながる

・プロジェクトは2021年に6カ月間実施する予定。市は3社と情報を共有し、荷物の積載量・駐車料金・速度制限などのルール作りに活かしていくという

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Environment + Energy Leader

イギリス 使い捨てから再利用へ Tescoが循環型ショッピングプラットフォーム「Loop」に参加

・イギリスの大手小売チェーンのTescoが、再利用できる容器で商品を提供する循環型ショッピングプラットフォーム「Loop」に参加し、3月26日よりサービスをスタートした

・消費者は、サービスを利用する前にデポジットを支払う必要がある

・使用済み容器は回収後に洗浄され、商品を充填したのち再び販売される

・対象となる商品は、食品やスキンケア製品などが中心だが、Tescoは今後、対象製品の拡充と求めやすい価格の実現を目指していくという

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Environment + Energy Leader

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